勤務初日のこと
さあ、まずは挨拶からだ!
皆さんは社会人一日目のことを覚えていますか?
私の病院では、このコロナ禍にあってもほぼすべての職員が、狭い会議室に集まり、院長の朝礼を聞くという環境でした。
私は入職一日目にして大勢の前で挨拶をしたのですが、いや、緊張しましたよ。
それから病棟のほうへ向かい、今日からよろしくお願いしますと軽く挨拶を済ませたはいいものの、何をすべきか、今からなにをしようとしているのか、全く分からないもので、いちいち聞きまくってました。
「今からなにをしますか?」「なにか仕事ないですか?」「それは何の準備ですか」
もうね、不甲斐ないのよ。いや、仕方ないのは分かりますよ?初めての仕事なんだし、仕方ないのは。
でもこうも何度も聞くのも疲れちゃいますよ。
一番申し訳なかったのが、オペの準備の物品出しです。
これは習ったはずなのに、何度も繰り返し尋ねてしまいますね。
実は何気に、今も苦手な仕事ですね。
これでいい、という物品は思いつくのですが、イマイチ自信が持てません。
おむつ交換、クサイタオル!!!
おむつ交換、正しくは陰部清拭ですが、温かいタオルで拭いていくんですが、ここでも苦労します。
初めての時は衝撃的でした。
陰部清拭用のウォーマーを開けた瞬間、舞い上がる湯気と『臭気』!!!
思わずえずいてしまいそうになりました。
しかしみなさん、何食わぬ顔で作業に入っていきました。
やはり慣れなんでしょうね。
今でこそ僕も慣れてしまい、異臭は感じなくなったのですが、初めの一か月は開けるのも辛かったですね。
ちなみに陰部清拭のタオルは、外部の業者さんがクリーニングして持ってきてくれてます。
糞尿がついたタオルを洗うのもラクじゃないと思いますよ。
この話題を考えるたびに、私は思うのですが。
実際に目の前で糞尿で汚れた人の陰部を拭くのと、誰がしたかも分からない糞尿の付着したタオルを洗うの。
果たしてどちらが精神的に辛いだろうかと。
それで言えば、トイレ清掃なんかも同じですよね。
私はやっぱり、目の前の人間を拭く方が精神的にラクだと思います。
それは今、自分がそういう職種に従事しているからなのかもしれませんが。
清掃の方、クリーニングの業者さん。
本当にありがとうございます。
まとめ 初心者はつらい・・・
実は私、社会人経験にブランクがあるのです。
そのせいで、ほかの人より社会に出るのが遅れてしまいました。
その理由、そして自身の背景については、またおいおい語っていきたいなと思います。
今回も読んでいただき、誠にありがとうございます。
みなさんの職場にも新人さんがいると思いますが、自分が新人だった頃のことを思い出して、思いやりを持って接してあげてください。
それでは、また次回お会いしましょう。