病院の底の底、看護助手
看護助手
皆さんは、病院へ一度は外来へ受診したことがあると思います。
しかし入院されたことはありますか?
私は今現在、病棟にて看護助手という職業に従事しています。
看護補助者、ナースエイド、言い方は様々ですが、求人などには看護助手として募集をかけられているいることが多いですね。
看護師と区別がつかない、なにをする人なの?と入院患者さんからよく尋ねられます。
では私達看護助手は看護師と何が違うの?ということですが。
その1 免許を持たない
私達看護助手は、看護師免許を有しない職員ですので、点滴が終わったから抜いてくれなんて言っても、医療行為に該当することはできないんですね。
時折、なんでお前がせずに別の看護師を呼ぶんだ!なんて怒り出す患者さんもいらっしゃいますが、しないんじゃなくてできないんです。
あなたの腕が血まみれになりますよ。
その2 看護助手っていうか介護要員
じゃあ私達ってなにしてるの?というお話ですが、主に行うことは
「入浴介助」「食事介助」「排泄介助」「ベッドメイキング」これらが主です。
まず入浴介助についてですが、これは何らかの理由で入浴することが困難な方のお助けを行います。
入浴できない理由は様々です。
例えば脳梗塞などによる後遺症で半身麻痺が残り、満足に洗えないとか、単純に高齢になり、困難だとか。
見た目は全然関係ないので、思い込みはNG。
同じ要領で、食事介助も同じことです。
先ほど例に挙げた半身麻痺、これは嚥下(えんげ)にも現れることがほとんどです。
嚥下が悪くなると、お茶で死にかけます。
食事をミキサーにかけ、どろどろにするのはもちろん、水分にもトロミ剤などを使用し、嚥下困難な患者にも水分摂取が可能になるよう調整します。
これはリハビリテーションの職員と看護師が協議し、どの程度のトロミが必要かを決めます。
これらを用意し、必要なら患者さんに食べさせてあげます。
イメージしやすいように言えば「はい、あーん」です。
カップルのあーんは食事介助だった!?
その4 仕事内容
ありていに言えば「おむつ交換」です。
看護助手として働いていけるか、というポテンシャルを語る上で外せない話題となります。
なぜなら手袋越しとはいえ、他人の排泄物を触ることになるからです。
腕とかに付いちゃうこともあるでしょうし、おむつの中が糞で溢れていることもザラにあるし、時には漏れてしまってシーツを交換しなければならないことも多々あります。
これは「慣れ」という話を介護の話題で聞くかもしれませんが、自分はこれはポテンシャルだと思います。
慣れたということは、その人が元々介護職に向いていたということでしょう。
そうでない人は何か月いたとしても続かず、辞めてしまいます。
その他、ポータブルトイレというものを患者さんに持っていき、その中に入っている排泄物を処理します。
破棄ではなく処理という表現をさせていただきました。
普通に破棄することもあれば、検便・検尿など、検査を必要とする場合もあるからです。
その他トイレ誘導という、自立歩行困難な患者さんをトイレに連れていくこともあります。
その他、清拭というお風呂に入れない患者さんを温かいタオルなんかで拭いてあげることもあります。
まとめ 総じてお局がクソ!!!
おむつ交換ができるかがポテンシャル、と書きましたが、病院に勤めるなら外すことのできない必須条件がもうひとつあります。
それがお局、古臭い婆の罵声に耐えることができるかどうかということです。
これは看護師のブログやツイッターでもよく見かけますね。
もう病院特有のものなんでしょうね。
お局達は、自身の経験と発言力に絶対の自信を持っています。
ですから過ちも認められず、周囲にあたり散らかします。
周りの看護師達も毛嫌いしていますが、それを知ってか知らずか気にする様子もなく今日も病棟で暴れまわる日々でございます。
今日はお付き合いくださり、誠にありがとうございます。
これからはもっともっと、病院のこと、自分のこと、語っていこうかなと思います。
これからの補助看の底辺、何卒よろしくお願いします。